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ゲーミングPCは動画編集もできる?
重要パーツや必要なスペックを解説
2024.03.22(FRI)
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ゲーミングPCはPCゲームを快適にプレイする目的で作られたパソコンですが、動画編集などその他用途に活用したい人もいるでしょう。PCゲームと動画編集に必要なスペックは類似していますが、異なる点もあるため違いを把握した上で選ぶことが大切です。この記事では、ゲーミングPCと動画編集用パソコンの違いやゲーミングPCで動画編集をするメリット・デメリット、購入の際に把握しておくべきスペックや選定ポイントなどを解説します。PCゲームと動画編集、どちらにも快適に使用できるパソコンを購入するために必要な知識なので、ぜひ参考にしてみてください。
ゲーミングPCで動画編集はできる?動画編集用パソコンとの違いも解説
まずは、ゲーミングPCで動画編集ができるのか、動画編集用のパソコンと何が違うのかを解説します。
ゲーミングPCはスペックが高く動画編集もできる
PCゲームには高いスペックが求められます。そのため、ゲーミングPCはハイスペックなモデルが多く、動画編集にも対応可能です。動画編集も比較的負荷の重い作業なので、高性能なCPUや容量の多いメモリなどが必要になります。その点、それほどスペックが高くない一般的なパソコンに比べ、ハイスペックなゲーミングPCのほうが動画編集に向いていると考えられます。このように、PCゲームと動画編集はどちらも高いスペックが求められるので、ゲーミングPCは動画編集にも適したパソコンといえるでしょう。
ゲーミングPCと動画編集用パソコンの違いとは?
ゲーミングPCは動画編集にも適したパソコンですが、動画編集を前提に作られたパソコンとは異なる部分もあります。具体的には、ゲーミングPCには映像処理を担当する高性能なグラフィックボードがもっとも重要ですが、動画編集の場合はCPUがもっとも重要なパーツです。とはいえ、グラフィックボードが動画編集に必要ないわけではありません。例えば、レンダリングやエンコード、プレビューのスピードや快適性に影響があるため、性能が高いに越したことはないのです。
また、搭載するグラフィックボードの種類にも違いがあります。ゲーミングPCにはNVIDIAの「GeForceシリーズ」などが搭載されることが多いですが、動画編集用のパソコンには「Quadro」などのグラフィックボードが使用されます。「Quadro」は、色深度が10bitに対応するので動画編集に向いているといわれていますが、それほど差がなくなってきているので、こだわる必要性が薄くなっているのが現状です。
ゲーミングPCで動画編集を行うメリット・デメリット
ゲーミングPCで動画編集をするのはメリット・デメリットが存在します。各要素を押さえておくことで、適切な選択をすることが可能です。
メリットは「ゲームの動画編集や配信がしやすい」
ゲーミングPCで動画編集をするメリットは「ゲームの動画編集や配信が1台のパソコンで完結する」からです。ゲーミングPCは、高性能なCPUやゲームに最適なグラフィックボードを搭載しているので、ゲーム動画の録画や編集をスムーズにできます。配信をする際も、画面のカクツキやfps(フレームレート)の低下を回避しながら質の高い動画をユーザーに配信できる点も魅力です。
もし、動画編集や配信が難しいスペックのパソコンでゲームを撮影する場合は、別途、快適に動画の配信や編集ができるパソコンを用意しなければなりません。別々のパソコンで作業するのは、編集作業が煩雑になるだけでなく、設置スペースやコストパフォーマンスの面でも避けたほうがよいでしょう。ゲーミングPCであれば、1台ですべての作業を効率的に進められます。
デメリットは「ほぼWindows OSに限定される」
ゲーミングPCで動画編集をするデメリットは、「使用するOSがWindowsに限定されるのでmac OSが使えない」ことです。動画編集をする人の中には、mac bookやiMacを使用する方もいます。しかし、ゲーミングPCはWindows OSです。PCゲームの多くもWindows OSに対応しており、mac OSには対応していないケースも多くあります。
また、mac OS用の動画編集ソフトの「iMovie」や「Final cut Pro」などは、Windows OSで使用できません。Windows OSに乗り換える場合、新たに動画編集ソフトの使い方を覚える手間が発生します。以上のように、Windows OSに慣れている人にはデメリットにはなりませんが、これまでmac OSを使っていた人にとってはデメリットになります。
動画編集も視野に入れたゲーミングPCで重要なパーツと必要スペック
動画編集も視野に入れたゲーミングPCを購入する際は、どちらにも対応できるスペックのモデルを選ぶ必要があります。ここからは、PCゲームと動画編集で重要なパーツと必要なスペックについて解説します。
映像処理を担うグラフィックボード(グラボ・GPU)
グラフィックボードとは、映像をディスプレイに出力するためのパーツです。画像処理を得意とする半導体チップの「GPU」を搭載していて、「グラボ」と略して呼ばれたり、「ビデオカード」と呼ばれたりもします。パソコンを一般的な用途で使う場合は、CPUやマザーボードに搭載されている内蔵GPUで事足りますが、PCゲームをする場合は専用のグラフィックボードが必要です。
性能の高いグラフィックボードを搭載することで、PCゲームで高解像度や高fps(フレームレート)の映像を出力できるようになり、臨場感のあるゲーム体験を提供してくれます。グラフィックボードがないと動作しないPCゲームも多くあるので必須のパーツです。動画編集では、グラフィックボードを搭載することで、映像を生成する際の「レンダリング」や、作業確認を行う「プレビュー」などを快適に行なえます。また、処理にかかる時間も速くなるので作業の効率化にも有効です。
主要なメーカーやブランド
グラフィックボードは、主に「NVIDIA GeForceシリーズ」と「AMD Radeonシリーズ」の2種類に分けられます。多くのゲームは GeForceシリーズをベンチマークに作られているので、ゲームを重視したい人はGeForceシリーズから選ぶとよいでしょう。一方、Radeonシリーズは動画再生能力に優れているといわれています。
それぞれの主な製品と特徴は以下の通りです。
NVIDIA
製品名 | 特徴 |
---|---|
GeForce GTX 1650 SUPER | ・エントリークラスのグラフィックボード ・フルHD 60fpsまでが目安 ・フルHDの動画編集を快適にできる |
GeForce RTX 3060 | ・多くのゲームを安定して楽しめるスペック ・ゲームによっては4Kや高フレームレートにも対応できる ・4Kの動画編集にも対応できる |
GeForce RTX 4070 | ・負荷の重いゲームも十分に楽しめる ・ゲームと動画編集どちらも高いレベルで対応できる |
AMD
製品名 | 特徴 |
---|---|
Radeon RX 6600 | ・エントリークラスのグラフィックボード ・フルHDでほとんどのゲームをプレイできる ・ちょっとした動画編集にも十分対応できる |
Radeon RX 6600 | ・高解像度や高fpsにも対応できる ・3DCGにも対応できる ・4K動画のレンダリングも快適にできる |
Radeon RX 7900 | ・高性能であらゆるゲームに対応できる ・RTX4070の性能を上回る ・4K動画のレンダリングがかなり早い |
必要なスペック
グラフィックボードはPCゲームの快適性や動画編集の時間効率に影響を及ぼします。そのため、できるだけよいグラフィックボードを選択するのがおすすめです。フルHDで負荷の軽いPCゲームや、フルHDの動画編集をする人は、NVIDIAの「GeForce GTX 1650 SUPER 」以上、AMDでは、「Radeon RX 6600」以上を目安にするとよいでしょう。4K動画の編集や、中〜高負荷のPCゲームを快適に楽しみたい人は、NVIDIAの「GeForce RTX 3060」以上、AMDの「RX 6700 XT」以上が目安です。コストパフォーマンスも考慮して、目的にあるグラフィックボードを選択肢しましょう。
処理全般を担うCPU
CPUは、ゲーミングPCの「頭脳」として機能し、すべての処理を統括するパーツです。ゲームではグラフィックボードのほうが重要とされていますが、CPUも快適性に影響します。また、高度な処理能力が求められる動画編集でもCPUの性能は重要です。CPUの性能が低ければ、ゲーム中にカクツキが発生したり、動画編集中の各種読み込みに長い時間がかかったりするなどが考えられます。そのため、負荷の重いゲームをプレイする場合や、動画編集で大量のデータを扱う際には、高速なCPUが求められます。このように、CPUの性能が直接ゲームプレイや動画編集の品質に影響を及ぼすため、適切な選択が必要です。
主要なメーカー
市場には多くのCPUメーカーが存在しますが、特に「Intel」と「AMD」が主要なメーカーです。Intelは、高性能で信頼性の高いCPUを提供することで知られています。具体的には、シングルスレッド性能に優れていて、ソフトウェアの起動やゲームなど、1つの処理を効率よく行うのが得意です。一方、AMDはコストパフォーマンスに優れた製品を販売しており、Ryzenシリーズはその代表例です。優れたマルチタスク性能を持ち、動画編集や複数のソフトウェアを効率的に処理してくれます。以下は、各メーカーの主要な製品です。
Intel
・Core i5
・Core i7
・Core i9
AMD
・Ryzen 5
・Ryzen 7
・Ryzen 9
数字が大きくなるほど高性能になります。
必要スペック
動画編集ではCPUがもっとも重要なパーツなので、最新世代のCPUを選択することが重要です。例えば、YouTubeのフルHD動画の編集には、Intelの「Core i5」やAMDの「Ryzen 5」が適しています。これらは、動画編集に必要な処理能力を十分に備えており、スムーズな編集作業が可能です。4Kの動画編集やより高度な編集を目指す場合、Core i7やRyzen 7以上のモデルを選ぶとよいでしょう。これら高性能CPUは、より複雑なグラフィック処理やエフェクト処理を迅速にこなすことができます。編集する動画のクオリティや内容に応じて、適切なCPUを選ぶことが重要です。なお、ゲームにおいては最新世代の「Core i5」、予算に余裕があれば「Core i7」を選択しておけば多くのゲームに対応できるでしょう。
作業効率に影響するメモリ
メモリはRAM(Random Access Memory)とも呼ばれ、ゲーミングPCの作業効率に直接影響を与える重要なパーツです。具体的には、現在行っているタスクのデータを一時的に保持しながら複数のタスクを同時こなし、処理速度を向上させる役割を担っています。メモリの容量に余裕を持たせることで、複数の作業を快適に進められるのがメリットです。
例えば、ゲームプレイ中、メモリはゲームデータを継続的に読み込むために使用されます。メモリ容量が不足すると、ゲームのロード時間が長くなったり、フレームレートが低下する可能性があるので注意が必要です。同様に動画編集では、複数のクリップやエフェクトを同時に扱うため、十分なメモリ容量が必要になります。メモリが不足すると、編集作業が遅くなったり、プログラムがクラッシュすることもあり危険です。メモリはゲームや動画編集の効率に影響するパーツであり、適切な容量の選択が重要といえます。
メモリは8GB〜32GBが目安
現代のPCゲームでは、メモリ容量として最低8GBから16GBが推奨されます。このメモリ容量があれば、多くのゲームをスムーズにプレイするために必要十分です。しかし、動画編集ではより高いメモリ容量が求められることが一般的です。16GBや32GBのメモリは、高解像度の動画や複数のエフェクトを扱う作業に適しています。また、ゲームや動画編集を行いながら他のアプリケーションを同時に使用する場合、より多いメモリ容量を検討しましょう。まずは8〜32GBを選び、必要に応じてメモリを増設する方法もあります。これにより、必要に応じて柔軟にシステムを拡張することが可能です。
記録できる容量に影響するストレージ(SSD・HDD)
ストレージは、パソコン内のデータを保存するパーツです。主にSSD(ソリッドステートドライブ)とHDD(ハードディスクドライブ)の2種類があります。SSDは速度が速く、PCの起動やアプリの読み込みが迅速に行えるほか、衝撃に強かったり静音性が高かったりもします。
一方、HDDは容量が大きく、価格も比較的安いため、大量のデータを保存するのに適しているのが特徴です。ゲームでは、ロード時間の短縮や快適なプレイのために、SSDを利用したほうがよいでしょう。動画編集も作業はSSDのほうが快適ですが、高解像度の動画を扱う際には大容量のストレージが必要になります。そのため、完成した動画などの長期保存用データは、HDDに保存するのが一般的です。
必要スペック
PCゲームや動画編集を行う場合、ストレージ容量はできるだけ多い方がよいです。目安としては、1TBから3TB程度の容量があるとよいでしょう。この容量あれば、複数のゲームや高解像度の動画データも余裕を持って保存できます。しかし、SSDだけで1〜3TBを確保すると費用が高くなるのが難点です。そのため、高速なSSDと大容量で安価なHDDをうまく使い分けることをおすすめします。例えば、ゲームのインストールや編集前の動画、OSの起動ドライブにはSSDを使用し、動画の保存や大量のデータ保管にはHDDを利用する方法です。必要に応じて使い分けることで、速度と容量のバランスを取りつつ、費用を抑えることができます。
映像表現に影響するフルHD・4Kモニター
モニターの性能は、映像の鮮明さや臨場感に影響します。特に、解像度・画面サイズ・リフレッシュレート・応答速度・パネルの種類は重要な要素です。高解像度な4Kモニターは、ゲームや動画編集において、細部までリアルに表現できます。また、大きなサイズのモニターは、迫力が増し臨場感を高めてくれるでしょう。リフレッシュレートはゲームにおいて特に重要で、数値が高いほど滑らかでリアルタイムな映像を楽しむことができます。パネルの種類では、色の表現や視野角、応答速度が変わります。IPSパネルは色の再現性が高く、VAパネルはコントラストに優れ、TNパネルは応答速度が速いのが特徴です。これらの要素を考慮してモニターを選択することで、ゲームや動画編集の体験が大きく向上します。
必要スペック
PCゲームや動画編集をする際に必要なスペックは、どのようなゲームや動画編集を、どのくらいのクオリティで行うかによります。以下は、モニターを選ぶ際に確認すべき項目と、それぞれの必要スペックです。
項目 | 必要なスペック |
---|---|
解像度 | ・4Kのゲームや動画編集をするかで決める ・4KはゲーミングPCにも高い性能が求められる |
モニター | ・一般的なデスクで作業する場合は24〜27インチ以上がおすすめ ・大きいと臨場感は増すが、画面全体の状況を把握しづらい |
リフレッシュレート | ・動画編集には60Hzで十分だが、ゲームには144Hz以上欲しい ・60Hzでも快適にゲームはできるが、144Hz以上に対応するゲームが増えている |
応答速度 | ・動画編集や速度が重要でないゲームは5ms以下、FPSや格闘ゲームには1ms以下がおすすめ |
パネルの種類 | ・IPSパネルが映像表現や応答速度、価格の面でバランスがよい ・表現力を重視するならVAパネル、応答速度を重視するならTNパネルも検討する |
リフレッシュレートや応答速度にこだわる場合は、ゲームに最適化されたゲーミングモニターを検討するとよいですが、価格も高くなります。それほどこだわらない場合は、フルHD 60fpsのモニターで動画編集やゲームを十分快適にできるでしょう。
動画編集も快適にできるゲーミングPCのスペック例
ゲーミングPCのパーツごとの役割やスペックを解説しましたが、全体を通してどのような構成にすればよいか分からない方もいるでしょう。ここでは、動画編集やゲームを十分快適に楽しめるミドルレンジのスペックと、より汎用性の高いハイエンドのスペックを例として紹介します。
ミドルレンジのスペック例
ミドルレンジのゲーミングPCは、十分なスペックを持ちながら価格も抑えられたコストパフォーマンスのよいモデルです。人気の高いレンジなので、各メーカーが力を入れています。具体的なスペックの例は以下の通りです。
パーツ | スペック |
---|---|
グラフィックボード | NVIDIA「GeForce RTX 3060」 AMD「Radeon RX 6700 XT」 |
CPU | Intel Core i5、AMD Ryzen5 以上 |
メモリ | 8〜16GB |
ストレージ(SSD・HDD) | SSD:500GB以上 HDDは必要に応じて後付する |
このような構成を目安に選択するとよいでしょう。価格の目安は15万〜30万円台になります。
ハイエンドのスペック例
ハイエンドのゲーミングPCは、4K画質、高フレームレートでゲームをしたい場合や、動画編集や配信も高いレベルでこなしたい場合の選択肢になります。各パーツのスペック例は以下の通りです。
パーツ | スペック |
---|---|
グラフィックボード | NVIDIA「GeForce RTX 4080 」 AMD「Radeon RX 7900」以上 |
CPU | Intel Core i9、AMD Ryzen9 |
メモリ | 32GB以上 |
ストレージ(SSD・HDD) | SSD:1TB以上 HDD:1TB以上 |
各パーツ上位のものになっています。価格の目安は40万〜50万円台です。
動画編集ができるゲーミングPCを選ぶ際のポイント
動画編集ができるゲーミングPCを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
・用途に合わせてデスクトップパソコンかノートパソコンか選択する
・ゲームやソフトウェアの推奨スペックを確認しておく
・コスパのよいBTOパソコンを検討する
自分に合ったゲーミングPCを購入するために重要なポイントなので、必ず押さえておきましょう。
用途に合わせてデスクトップパソコンかノートパソコンか選択する
ゲーミングPCを選ぶ際は、デスクトップ型とノート型のメリット・デメリットを理解して選択することが重要です。デスクトップパソコンは、同価格帯のノートパソコンと比較して性能が高い傾向があります。また、カスタマイズの自由度の高さや、冷却性能、電源の大きさでも有利なところがメリットです。デメリットは、持ち運びができない点や設置スペースを取る点です。一方、ノートパソコンのメリットは、省スペースで持ち運びが可能な点です。モニターやキーボードが内蔵されているため、移動先でもすぐに使用できます。デメリットはデスクトップに比べ性能が低いところや、カスタマイズ性が低いところです。
自宅でのみ使用し、性能や効率を重視する場合はデスクトップがおすすめです。しかし、外出先での使用を考えている、または負荷の軽い用途のみを予定している場合は、ノートパソコンが適しています。特にこだわりがなければ、コストパフォーマンスを考慮してデスクトップを選ぶのがよいでしょう。
ゲームやソフトウェアの推奨スペックを確認しておく
PCゲームや動画編集ソフトウェアを快適に操作するためには、推奨されるスペックを満たす必要があります。もし、ゲーミングPCのスペックが推奨スペックに達していない場合、ゲームやソフトウェアがまともに動作せず、処理に時間がかかったり、快適なプレイや作業ができなくなったりするかもしれません。さらに、ギリギリで推奨スペックを満たす場合でも、カクツキを感じたり、高解像度でのプレイや編集ができないことがあります。そのため、プレイしたいゲームや使用したい動画編集ソフトの推奨スペックを公式サイトで確認し、十分に満たすゲーミングPCを選ぶことが重要です。なお、3DCGやVRゲームなどの高度な用途を考慮している場合は、さらにハイスペックなモデルを検討することをおすすめします。
コスパのよいBTOパソコンを検討する
BTO(Build to Order)パソコンは、必要なスペックに合わせてカスタマイズできるため、コストパフォーマンスに優れています。PCゲームと動画編集の両方を高水準でこなすゲーミングPCは価格が高くなるので、予算的に難しい場合もあるでしょう。しかし、目的に応じてスペックをカスタマイズできるBTOパソコンを選択することで、コストを抑えられます。例えば、PCゲームを重視し、動画編集は趣味程度であれば、CPUの性能を抑え、高性能なグラフィックボードを搭載することが可能です。反対に、動画編集をメインに考えている場合は、グラフィックボードの性能を抑え、CPUに投資することもできます。このようにBTOパソコンは、パーツごとに必要なスペックを選べるためコストパフォーマンスに優れています。
動画編集にもおすすめ!NECのゲーミングPC
ここでは、PCゲームと動画編集どちらにも対応できる、NECのゲーミングPCをご紹介します。
LAVIE Direct GX
LAVIE Direct GX は、ゲームに加え、動画編集も快適にこなせる性能を備えたゲーミングPCです。最新のマツチコアプロセッサーを採用したCPUや、負荷の重いゲームや高画質な動画編集にも対応できるグラフィックボードを搭載しています。目的に応じてカスタマイズできるBTOパソコンなので、希望通りのゲーミングPCを購入できるのも魅力です。
具体的なスペックは以下の通りです。
OS | Windows 11 (Home/Pro) |
---|---|
CPU | Intel Core (i7-13700F/i5-13400F) |
グラフィックボード(GPU) | ・NVIDIA GeForce GTX 1650 SUPER ・NVIDIA GeForce RTX 3060 |
メモリ | 8〜32GB |
ストレージ(SSD) | 256GB〜2TB |
外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 6 ・DisplayPort × 2〜3 ・HDMI × 1 |
優れたスペックを活かす要素として、効率的に本体内部を冷却するエアフロー設計の採用や、高速通信ができる2.5GbE対応の有線LANポートも搭載しています。さらに、従来のゲーミングPCとは異なる「和」を感じさせるオトナなデザインや、品質管理を徹底したこだわりの国内生産など、多くの魅力を持ったゲーミングPCです。PCゲームや動画編集を目的としている人に幅広くおすすめできます。
LAVIE NEXTREME Infinity
LAVIE NEXTREME Infinity は、ハイスペックなパーツをふんだんに使用したLAVIEノート史上最高峰のパソコンです。高い処理能力を持ったプロセッサーと高速描写のできるグラフィックボードを搭載し、快適なゲーム体験や効率的な編集作業が行なえます。
具体的なスペックは以下の通りです。
OS | Windows 11 (Home/Pro) |
---|---|
CPU | Intel Core (i9-13900H/ i7-13700H/i5-13500H) |
グラフィックボード(GPU) | Intel Arc A570M |
メモリ | 16〜64GB |
ストレージ(SSD) | 512GB〜2TB |
外部インターフェイス | ・USB Type-C × 1(Display Port出力機能付き) ・USB Type-A × 2 ・HDMI × 1 ・LAN × 1 ・SDカードスロット × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
冷却性能には、複数のヒートパイプとファンで効率よく冷やす「デュアルファン冷却システム」を採用。長時間のゲームや編集作業でも性能を最大限に発揮してくれます。さらに、鮮やかな色彩や深みのある映像を映し出す「16.0型 4K 有機ELディスプレイ」を搭載しており、ゲームや動画を臨場感たっぷりに楽しめます。「持ち運びをしたいけど、性能にも妥協したくない」という人におすすめのノートパソコンです。
ゲーミングPCでも動画編集は快適にできる!
ゲーミングPCは一般的なパソコンよりスペックが高いので、動画編集にも十分に対応できます。ゲームには主にグラフィックボードが、動画編集には主にCPUが大切になることを意識し、目的に合ったゲーミングPCを選択することが大切です。また、ご紹介した各パーツの必要スペックを参考に、自分に適したゲーミングPCの全体構成も考えてみましょう。
NECでは、PCゲームや動画編集に適したゲーミングPCを販売しています。優れたスペックを持ちながら、品質管理や保証制度などにも注力しているので、はじめてのゲーミングPCでも安心して購入できます。定期的にクーポンの発行や旧モデルのお買い得なセールを行っているので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
NEC LAVIE公式サイト