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フルHDより高解像度なWQHDとは?モニターの解像度をわかりやすく解説
2023.11.01(WED)
2023.11.01(WED)
ディスプレイは高解像度だと文字がきれいに表示されるなど表現力が高く、多くの情報を同時に表示できます。解像度はピクセル数によっていくつかの種類があり、WQHDはそのひとつです。フルHDを超える解像度のWQHDはフルHDについて解説します。
WQHDはフルHDより高解像度なモニターのこと
WQHDとはフルHDよりも解像度の高いモニターのことをいいます。フルHDは画面のピクセル数が1920×1080で、もっとも一般的な解像度です。テレビの地上波などもフルHDが用いられています。それに対してWQHDは、2560×1440と解像度がフルHDよりもひとまわりほど解像度が高くなっています。
解像度が高くなることにより、写真などの画像はより緻密で美しく、文字はなめらかで読みやすくなります。
モニターの解像度とは
パソコンなどで使われているモニターには、画面上に表示できるピクセル(小さな点)の最大数が決まっています。画面上に表示できるピクセルの総数のことを解像度といいます。ピクセル数が多ければ多いほど、多くの情報を画面に表示できるようになります。
たとえば、同じ写真でも解像度が高ければより詳細に表現できるため、より美しい映像としてモニターに映し出せるようになるのです。どんなに高解像度の写真でも、モニターの解像度が低ければ、それだけ粗い写真として表示されます。
ただし、解像度が高くなると、それだけパソコンに求められる性能も高くなります。
モニターの解像度を徹底比較
モニターの解像度には複数の種類があり、スマートフォンやゲーム機なども含めると数十以上もあります。パソコンにも多くの解像度があるのですが、一般的に使われているのはそのなかの数種類です。代表的な解像度を解説します。
WIDEXGA
WIDEXGAの解像度は1366×768ピクセルで、エントリークラスのノートパソコンでよく使われています。いま主流のフルHDと比べると解像度が低いものの、Webサイトを閲覧したり、書類を作成したりするのであれば充分な性能を持っています。しかし、高解像度の映像を表示したり、画像を加工したりするには少しもの足りないかもしれません。
フルHD(FHD)
フルHDの解像度は1920×1080ピクセルで、もっともよく使われている解像度のひとつでしょう。パソコンだけでなく、テレビでも採用されています。多くの動画配信でも採用されている解像度のため、全画面表示にすることで配信されているオリジナルサイズで視聴できます。
解像度が高いため、ひとつの画面で複数のウィンドウを表示させられるなど、作業をするのにも適しています。
WQHD
WQHDは解像度が2560×1440ピクセルの規格で、映像を細部まできれいに表示させることが可能です。より高解像度で画像や映像を表示させたいクリエイターや、ゲームをもっと高精細な映像で楽しみたいゲーマーには魅力的でしょう。
そのため、高解像度の写真や映像を扱うデザイナーやフォトグラファー、高解像度のゲームを楽しみたいゲーマーにとって、この解像度は魅力的な選択肢です。
4K
ここで紹介するなかで、もっとも高解像度なのが4Kです。3840×2160ピクセルの規格で、多くの情報を同時に表示させるような作業や、高品質の映像鑑賞などで用いられています。4Kのモニターの価格が下がってきたこともあり、4K対応の映像コンテンツやソフトウェアが増えてきています。
ただし、4Kの映像を表示させるには高いスペックのパソコンが必要になります。
解像度比較表
紹介した解像度をまとめると、次の表のようになります。
解像度の種類 | ピクセル数 |
---|---|
WIDEXGA | 1366×768 |
フルHD | 1920×1080 |
WQHD | 2560×1440 |
4K | 3840×2160 |
いまの主流はフルHDですが、より高解像度のモニターも増加中です。表計算ソフトをよく使う人であれば、一画面中に表示できるセルの数が増えるため、作業がとてもやりやすくなるでしょう。
高品質な映像表現が可能になることが注目されがちですが、実務的な面でも解像度の高いモニターにはメリットがあります。
どっちが便利?WQHDと4Kの違い
解像度は高ければ高いほどよいように思ってしまいがちです。しかし実際には、デメリットもあります。フルHDよりも高解像度のモニターを検討する場合、4KとWQHDのどちらのほうがよいのでしょうか。その違いを解説します。
4Kは文字が小さすぎて実用的でない
4Kのモニターは圧倒的な美しい映像を映し出せるのですが、日常的な作業に使うにはいくつかの問題点があります。
そのひとつが、文字の大きさです。一般的なモニターのサイズで4Kの解像度で表示すると、文字やアイコンが小さくなってしまって、非常に見にくくなってしまうのです。文字やアイコンを見やすい大きさにするためには、表示設定で拡大する必要があります。それにより、4Kの高解像度を活かせなくなってしまいます。
文字の大きさの問題を解消するには、大型のディスプレイにする方法もあります。しかしそれだけ、デスクのスペースを取られてしまうという欠点があります。
GPUの負荷が高い
4Kのモニターは、高画質なので映像を美しく表示することが可能です。しかし、高解像度のため、映像処理を専門とするプロセッサーのGPUに大きな負荷をかけることになります。4KはフルHDの4倍ものピクセル数のため、映像処理にかかる負荷も4倍になってしまうのです。
特にノートパソコンだと映像処理専用用のメモリではなく、通常のメモリを使用します。そのため、メモリの大半を映像データが占めてしまうことになります。
4Kを検討しているのであれば、それなりに性能の高いパソコンが必要になることを覚えておきましょう。
モニター選びのポイント
モニター選びでは、解像度だけでなく、モニターの大きさや設置スペース、使用目的など、いろいろな要素を考えて選ぶことが大切です。一つひとつの要素が使い勝手や満足度に影響するため、よく考えて選びましょう。
大型モニターはスペースが必要
高解像度のモニターは、画面が大きいものが多いです。これはモニターのサイズが小さいと、文字が小さくて読めなくなってしまうためです。高解像度と見やすさを両立させるなら、モニターのサイズは大きいほうがおすすめです。
しかし、モニターが大型になると、設置スペースの問題が生じます。25型以上の大型モニターになると、何もないデスクでないと設置するのは大変です。マルチモニターにするのであれば、さらにスペースが必要になります。
解像度はパソコンのスペックに見合ったものに
高解像度のモニターで美しい映像を楽しむには、それに見合ったパソコンの性能が必要です。高解像度の映像を表示するには、多くのデータを処理する能力が必要となるため、パソコンのCPUやメモリ、GPUなどに高いスペックが求められます。
特にノートパソコンで外部モニターへ接続する場合、解像度が高すぎるとパソコンの負荷が増え、メモリ不足から動作が遅くなるなどの問題が生じることもあります。そのため、モニターを選ぶときには、使用するパソコンのスペックに合った解像度を選ぶことが大切です。
120Hz?144Hz?ゲームなら要注目
パソコンでゲームを楽しむ場合、モニターは解像度だけでなく、リフレッシュレートにも注目しましょう。リフレッシュレートとは、モニターが1秒間に何回画像を更新するかを表す数値のことで、単位はHz(ヘルツ)です。
60Hzのモニターは、1秒間に60回画像を更新します。この数値が高ければ高いほど、画像のなめらかさが増し、動きの激しいゲームではその違いが大きくあらわれます。ただし、対応するリフレッシュレートはモニターによって違うため、高リフレッシュレートでゲームを遊ぶには、対応するモニターが必要になります。また、高リフレッシュレートを表現するには、それだけ高性能なパソコンが必要です。